2015年2月10日、LINEが決済APIの「WebPay（ウェブペイ）」を提供するベンチャー企業のウェブペイ・ホールディングスを買収したというニュースが届きました。

ウェブペイ側からの発表によると、同社は2月9日付けでLINE Payの100％子会社になったようです。

また、今回の買収に関してウェブペイの経営陣は「急激な変革が進む決済業界で次世代のグローバル・スタンダードとなるべく、当社の技術とLINEの巨大なプラットフォーム基盤やアプリ運営のノウハウを統合することによって、価値の高い決済サービスの実現を目指す」とコメントを残しています。



（LINEの公式サイト）




「WebPay」って何だ？

「WebPay」とは、APIを利用して、数行のコードでWebサイトやモバイルアプリにクレジットカード決済システムを簡易に埋め込めるサービスのことです。

この「WebPay」を活用することによって、数時間で組み込める簡単なAPIの利用や最短3営業日の審査期間、さらにはクレジットカード情報を加盟店側で処理・伝送・保存しない安全な決済システムなどを利用することができます。

今回の買収において、既存のWebPay加盟店には影響なくそのまま利用することができます。また、新規ユーザーの受け付けも継続するようです。



（WebPayの公式サイト）




既存の「LINE Pay」の機能拡充や利便性向上を実現を図る

一方、買収したLINE側は、今後、ウェブペイの決済システム技術やノウハウを活用しながら、既存の「LINE Pay」の機能拡充や利便性向上を実現して、さらなる事業拡大を推進していく計画です。

今回の買収によって、「LINE Pay」の機能が充実して使いやすいサービスになれば、利用者としては嬉しいですね！